いや、別にあやしい呼び声が聞こえる訳じゃないですよ。
本屋で「山梨原人」という本を見かけて、
ちらっと中身をみてみたら。
「よばれる」の項目があったので。
そっか、普段あまり意識したことがなかったけど、
これも方言だったんだ!と思っただけ。
「よばれる」=「ご馳走になる」と言った感じの意味です。
「夕めしをよばれてけし!」
「ほうけ。じゃあ、よばれてくじゃん」
標準語に直すと。
「夕めしを食べていきなよ」
「そう、じゃあご馳走になってくよ」
みたいな感じ。
山梨の方言って、
一説によると武田信玄公が、
敵の間諜に情報を渡さないために、
わざと言葉の意味を変えたらしい。
だから、
標準語とは違う意味で使う言葉がいくつかある。
代表的なものでは、
「くむ」=「交換」
「とぶ」=「走る」
とかね。
「よばれる」もその一環なのかな~。
なんてふと思った。
方言は温かみがあるから、
大好きです。
「山梨原人」という本。
その他もわりとあるある満載で、
面白い本でした。
一ページひとつ。
言葉とイラストと解説がある形式。
特にそうなんだよな~と思ったのは。
山梨県人がネイティブで会話すると、
他県民には喧嘩して聞こえる。
という項目。
他県から来た知り合いのお宅を訪ねた時に、
友人と和やかに会話してたら、
お宅のご主人に「喧嘩してるんじゃないよね?」と、
真顔で心配されたのが面白かったです。
まぁね。
「捨てておいで」が、
「ぶっちゃあってこうし」
だからね。
しかも言い方がきついし。
他県から来るとびっくりするかもね。
でも、それが普通だけなんで。
怒っているわけじゃないから大丈夫です。
山梨においでの際に恐がらないでくださいね。
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